パデルで勝てない人ができていない「予測力3選」について解説します

こんにちは!Ashiyaです!今回はパデルで勝つ為に必要な「予測力」について解説します。私が思う予測力は3種類ありますので、それぞれ解説していきます。記事の最後で動画解説もしているので動画の方がわかりやすい方はそちらを参照してください。

予測とは

ここでいう予測というのは「相手が何を考えているのか」を推測することを言います。この予測ができるようになるとゲームを有利に運ぶことができるようになります。

例えば相手がロブを上げようとしている、というのが予測できればポジションを下げて待つことで余裕ができ強めのバンデッハを打つことができます。

上級者になればなるほど自然と「予測」をします。そしてこの予測をかわす為にフェイントを入れたり、同じフォームから色々なショットが打てるように練習したりします。

今回は基本的な予測について解説していきますのでフェイントや難しい話はありません。基礎的なところからチェックしていきましょう。

相手がどこに打つのか予測する

1つ目は相手がどこに打つのか予測することです。この予測をする為にはある程度経験値が必要になります。考慮する点としては以下のようなポイントがあります。

  • 今までの試合の流れ
  • 相手の得意・不得意なショット
  • 相手の考え方の癖や性格
  • 相手のポジション・体勢・打点・表情
  • こちらのペア配置

他にもあると思いますが、このような情報を瞬間的に判断して相手がどのショットをどこに打ってくるか判断することが多々あります。

初級レベルの方は自分のことで必死になるので仕方がありませんが、ある程度試合に慣れた初中級以上のレベル帯であれば、例に挙げた何点かはラリー中に判断できるように分析力や観察力を鍛えるようにしましょう。

相手の予測を予測する

2つ目は相手の予測を予測することです。自分が「相手はどこに打ってくるのか」を予測しているように、相手も自分達が打つコースを予測しています。この相手の予測を予測することも大切になります。なぜなら相手の逆をついたプレーをすることができるようになるからです。

例えば相手がセンターを予測し張っている場合、これを予測しワイドに打てれば有効打になります。相手の考え(予測)を予測するのはどのスポーツにおいてもとても大切なことです。

戦術や戦略を予測する

3つ目は戦術や戦略を予測することです。パデルは多くの方が戦術や戦略を持ち合わせています。そしてそれを試合中に使って戦っているわけですが、この戦術や戦略といったものも予測する必要がでてきます。

その理由は単純に今自分達がどのような戦術でポイントが取られているのか、わからなければ対策がとれないからです。

例えばフォアサイドを狙われてポイントされているなら、なにかしらフォアサイドをカバーするような対策を立てなければなりません。これができなければ何も気づかないまま負けてしまうことになります。

予測力を鍛えるためには

予測力を鍛えるためには経験値が必要になります。なぜなら相手の体勢・ポジション・打点・考え方の癖・こちらのポジション・今までの試合の流れなど色々なことを判断材料にしなければなりません。

しかしこれは一朝一夕にできるようになるものではありません。何度も試合をこなし、相手を観察する能力を磨くことでできるようになるものです。

ですので週に1回、数時間しかプレーできない方たちにとっては難しいスキルになってしまうかもしれません。しかし勝つためには必要なスキルになります。

そこで中々試合数がこなせないよという方は試合動画をみるようにしてください。

そしてできれば試合の動画を通しで見てください。そうすることで「流れ」というものを掴むことができるようになると思います。今までこんな流れがあったらからこの選手はここに立っているんだなというのが分かると深い学びになります。

またプロの選手でもこのような体勢ではチャンスボールを上げることしかできないのか…でもなんでこんな苦しい展開になってしまったのかという深堀を続けていくことも大きな学びになります。

動画からはたくさんの気づきを得ることができます。ぜひ自身の動画を撮って見返すチャンスがあれば見返してみてください。なぜか変なポジションに立っているな…などたくさんの気づきがあると思います。

予測力の使いどころ

予測というのは試合中は常に行なっていますが、その予測に準じてポジションを変えたり、ポーチに出るといった「実際の動き」に活用するかはよく考えて判断しなければりません。

例えば相手のストロークの体勢が良く目力も入り、なんとなく強打してくるような雰囲気が掴めたとしましょう。右か左かはわからないけど打ってくることは分かったから、とりあえずポーチだ!と安易にポーチに出ることは推奨できません。なぜなら強打が分かっても左右の判断は50:50だからです。

ここでさらに打点が低くて遠いから引っ張りは難しいそうだな、流し方向にポーチしてみようという判断であれば、この判断は80:20くらいの確率にすることができています。このように確率をできるだけ高めた判断であれば思い切った動作に移してもOKです。

またポジションを少し下げる、少しセンターに寄せるなど逆をつかれても大きな痛手にならない細かいポジション移動は常に行なって問題ありませんし、行うべきです。

このように予測は常に行なっていても、それを上手に行動に移すかどうかも大切なスキルになってきますので身につけていきましょう。