先日レッスン生からボールが浮かないようにするためにはどうすればいいですか?とご質問を受けたので、今一度考えをまとめました。これを共有したいと思います。
打点を意識する
どのような球技でも打点というのがとても大切です。打点が前後左右・手前奥、少しだけずれる、これだけでアウトやネットになったり、浮いたチャンスボールになることが多々あります。打点を守れるようになるにはボールの回転特性やフットワーク、リズムなど様々な要因が重要になってきますが、まずは以下のことを意識してみてはいかがでしょうか。
ボールの回転特性を理解する
まずは相手がトップスピンを打ったのか、スライスを打ったのかを把握することが大切です。フォームを見れば分かることなので難しことではないと思います。
続いて回転が分かれば、空中でボールがどのような軌道を描くのかを推測することが大切です。続いてボールがサーフェスでどのような跳ね方をするのかも理解しておくことが重要です。これらは回転の特性について【パデルのトップスピンとスライスの特徴を抑える】こちらでまとめているので、確認してみてください。
回転と壁の関係を把握している
回転と壁の関係を理解するはとても重要です。下回転や上回転だけではなく、横回転や、横回転+横壁、上回転✖️ドブレなど様々な状況で回転と壁の特性を理解して考えてなくても動けるように練習しておく必要があります
ボールの速さに慣れている
自身のレベルよりも高い人と戦うと早いボールがたくさん飛んでくると思います。例えばボレーサイドのとき、一瞬反応が遅れただけで打点がずれ面が上を向いてボレーも浮いてしまうことがあります。
日頃から早いボールとのやりとりに慣れられる環境でプレーできるように工夫できるといいと思います。
逃げ玉のクオリティ
逃げ玉とは私が勝手に作った言葉ですが、困ったときにとりあえず打ってをおくショットのことをそう呼んでいます。私の中の逃げ玉はロブと相手のバックボレーです。高さはコントロールできなくてもとりあえず相手のバックにボールを打てれば、フォアほど厳しい球が返ってくることは少なくなります。ロブもサービスラインまではミスなく打てれば一発で相手のチャンスボールになることは少なくなります。
そしてこの逃げ玉を自分が「ヤバい!」と思った時にだいたいコントロールして打てるようにしておくといいと思います。
以上この他にもたくさんの要因でミスショットは生まれますが、まずは意識できるところをお伝えできればと思います。参考にしてみてください。